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山口 裕
no journal, ,
「もんじゅ」の炉心及び炉外燃料貯蔵槽(EVST)内の燃料集合体は、液体ナトリウム中にあることから、直接検認(視認)することが困難である。そこで、「もんじゅ」では、機能の異なる2つの監視装置による二重監視を適用し、監視カメラと放射線モニタによる二重監視システムを開発した。また、監視の連続性の強化及び査察業務の効率化を図るため、遠隔地からの施設の監視が可能なリモートモニタリングシステム(RMS)を開発した。さらに、使用済ブランケット燃料集合体の監視強化、及び燃料集合体と非燃料集合体の識別の信頼性向上を図るため、燃料出入機放射線モニタ(EVRM)及び出口ゲート放射線モニタ(EXGM)の改良を行った。その結果、「もんじゅ」では、2009年11月に統合保障措置(IS)へ移行され、強化及び効率化された保障措置活動が実施されている。本報告では、「もんじゅ」の保障措置システム構築の取組みについて報告する。